田瀬法律事務所の日記
2018年7月 5日 木曜日
土曜日は予約制となります
第1、第3土曜日の営業につきましては、完全予約制となります。
ご来所をご希望される方は、事前にご予約をお願致します。
メールでのご予約は、info@tase-law.comまでお願いします。
お電話でのご予約は、03-5468-3710迄お願いします。
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投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL
2017年6月26日 月曜日
7月より土曜日も営業いたします
平成29年7月1日より、第1、第3土曜日の法律相談が可能になりました。
予約制となりますので、ご希望の方はご連絡をお願い致します。
メールでのご予約は info@tase-law.com
電話でのご予約は 03-5468-3710です。
予約制となりますので、ご希望の方はご連絡をお願い致します。
メールでのご予約は info@tase-law.com
電話でのご予約は 03-5468-3710です。
投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL
2015年5月28日 木曜日
水商売の女性に対する不倫慰謝料
ここ数ヶ月日記の更新をしておりませんでした。
日々の業務に追われ、なかなか日記が更新できずにおりましたが、本日の新聞でネタになりそうな記事を見つけましたので、それを題材として日記を更新します。
新聞記事の概要は次のようなものです。
1 夫が行きつけのクラブのママと不倫をしたので、妻がクラブのママに約400万円の慰謝料の請求をした。
2 裁判所は、クラブのママが客と不貞行為をすることは、いわゆる「枕営業」であり、それは売春と同じである。
3 売春の場合、対価(代金)は店や売春婦に直接金銭の形で支払われるが、クラブママの枕営業の対価は飲み代に間接的に含まれる。
4 そうすると風俗店などで売春をする場合と枕営業の場合との違いは対価が直接か間接かの違いであり、売春の場合は売春婦に慰謝料請求出来ない理屈が枕営業の場合も当てはまる。
5 よって、クラブママが枕営業した場合、妻はクラブママに不倫慰謝料の請求はできない。
この判決は第一審(地方裁判所)の判決で、クラブママが控訴せずに確定したとのことです。
クラブママが控訴した場合、この結論が維持されたかどうかは大いに疑問です。
当方はこの判決は、社会の実態を知らない裁判官が頭の中で論理を組み立てて書いた判決だと思います。
裁判官は、まず銀座などのクラブに行ったことはないと思います。
当方は、最近は仕事が忙しくて行けませんが、以前はそのような店が好きな先輩弁護士によく連れて行ってもらいました。
ただ、当方はあまりお金を持っていないと思われたのでしょうか(笑)、枕営業を持ちかけられたことはありません。
クラブ、スナックなどのママやホステスが枕営業を持ちかけるという話自体は聞いたことがあり、実際にそのような経験をした人からも話を聞いたことがあります。
しかし、この判決を下した裁判官は、クラブママやホステスの多くは積極的に枕営業をするものと決め込んでおり、それは彼女らに対し、非常に失礼なことだと思います。
また、風俗店の女性は客である男性が来店した場合は性行為ないし性行為類似行為を拒否できませんが、クラブママやホステスは客からそのような申し出があっても拒否できます。
そのような立場の女性が、枕営業であるかどうかはともかく、客の男性と不貞行為をした場合、男性の妻はクラブママやホステスに対し当然慰謝料請求ができると思います。
そのような立場の女性であれば、露骨に枕営業トークをして客を誘うことは考えられず、内心はともかく、客の男性が好きになったくらいのことは言うはずです。
判決を下した裁判官は、その辺りの女性の心の機微を全くわかっていなかったと思います。
但し、クラブママやホステスが慰謝料の支払義務を負うとしても、それは水商売でない一般の女性の場合と全く同じではありません。
どのくらいの割合になるかは、物差しがある訳ではありませんが、当方は半額くらいだと思います。
日々の業務に追われ、なかなか日記が更新できずにおりましたが、本日の新聞でネタになりそうな記事を見つけましたので、それを題材として日記を更新します。
新聞記事の概要は次のようなものです。
1 夫が行きつけのクラブのママと不倫をしたので、妻がクラブのママに約400万円の慰謝料の請求をした。
2 裁判所は、クラブのママが客と不貞行為をすることは、いわゆる「枕営業」であり、それは売春と同じである。
3 売春の場合、対価(代金)は店や売春婦に直接金銭の形で支払われるが、クラブママの枕営業の対価は飲み代に間接的に含まれる。
4 そうすると風俗店などで売春をする場合と枕営業の場合との違いは対価が直接か間接かの違いであり、売春の場合は売春婦に慰謝料請求出来ない理屈が枕営業の場合も当てはまる。
5 よって、クラブママが枕営業した場合、妻はクラブママに不倫慰謝料の請求はできない。
この判決は第一審(地方裁判所)の判決で、クラブママが控訴せずに確定したとのことです。
クラブママが控訴した場合、この結論が維持されたかどうかは大いに疑問です。
当方はこの判決は、社会の実態を知らない裁判官が頭の中で論理を組み立てて書いた判決だと思います。
裁判官は、まず銀座などのクラブに行ったことはないと思います。
当方は、最近は仕事が忙しくて行けませんが、以前はそのような店が好きな先輩弁護士によく連れて行ってもらいました。
ただ、当方はあまりお金を持っていないと思われたのでしょうか(笑)、枕営業を持ちかけられたことはありません。
クラブ、スナックなどのママやホステスが枕営業を持ちかけるという話自体は聞いたことがあり、実際にそのような経験をした人からも話を聞いたことがあります。
しかし、この判決を下した裁判官は、クラブママやホステスの多くは積極的に枕営業をするものと決め込んでおり、それは彼女らに対し、非常に失礼なことだと思います。
また、風俗店の女性は客である男性が来店した場合は性行為ないし性行為類似行為を拒否できませんが、クラブママやホステスは客からそのような申し出があっても拒否できます。
そのような立場の女性が、枕営業であるかどうかはともかく、客の男性と不貞行為をした場合、男性の妻はクラブママやホステスに対し当然慰謝料請求ができると思います。
そのような立場の女性であれば、露骨に枕営業トークをして客を誘うことは考えられず、内心はともかく、客の男性が好きになったくらいのことは言うはずです。
判決を下した裁判官は、その辺りの女性の心の機微を全くわかっていなかったと思います。
但し、クラブママやホステスが慰謝料の支払義務を負うとしても、それは水商売でない一般の女性の場合と全く同じではありません。
どのくらいの割合になるかは、物差しがある訳ではありませんが、当方は半額くらいだと思います。
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2014年12月26日 金曜日
今年ももうじき終わります
10月くらいからお陰様で新規の依頼案件が増えてきたため、その処理に追われてなかなか日記の更新ができませんでした。
そうしているうちに年末となり、本日の午前をもって今年度の事務所の営業終了日を迎えてしまいました。
日記を更新してない間中、ずっと日記のことが気になっていたのですが、優先すべきは日常の業務であるため、
ついつい日記の更新がおろそかになってしまい、そのことは当方の時間の使い方の下手さの証明だと反省しております。
今年は大雨、噴火、大雪という自然の驚異が人々の安全を脅かした年だったと思います。
3年前の東日本大震災のような数百年規模の大災害こそありませんでしたが、
全国で大きな自然災害が発生し、多くの貴重な人命が失われ、また多くの人々が不自由な生活を余儀なくされました。
生活面では、株価こそ高値が続き、一見アベノミクスがうまく行っているようですが、アベノミクスの恩恵を受けている人は一握りの人たちに限定されており、
多くの一般庶民はアベノミクスの恩恵に与ることができないのが現状のようです。
本日パソコンのでYAHOOのニュース画面を見ていたら、被正規雇用者数が2000万人に達したというニュースを報じておりました。
当方が学生だった30年以上前にはおよそ考えられないことで、この国の行く末が心配です。
なんだか暗いことばかり書いているようですが、来るべき新年は、良い年であることを心から祈って本年最後の日記の締めとさせていただきます。
そうしているうちに年末となり、本日の午前をもって今年度の事務所の営業終了日を迎えてしまいました。
日記を更新してない間中、ずっと日記のことが気になっていたのですが、優先すべきは日常の業務であるため、
ついつい日記の更新がおろそかになってしまい、そのことは当方の時間の使い方の下手さの証明だと反省しております。
今年は大雨、噴火、大雪という自然の驚異が人々の安全を脅かした年だったと思います。
3年前の東日本大震災のような数百年規模の大災害こそありませんでしたが、
全国で大きな自然災害が発生し、多くの貴重な人命が失われ、また多くの人々が不自由な生活を余儀なくされました。
生活面では、株価こそ高値が続き、一見アベノミクスがうまく行っているようですが、アベノミクスの恩恵を受けている人は一握りの人たちに限定されており、
多くの一般庶民はアベノミクスの恩恵に与ることができないのが現状のようです。
本日パソコンのでYAHOOのニュース画面を見ていたら、被正規雇用者数が2000万人に達したというニュースを報じておりました。
当方が学生だった30年以上前にはおよそ考えられないことで、この国の行く末が心配です。
なんだか暗いことばかり書いているようですが、来るべき新年は、良い年であることを心から祈って本年最後の日記の締めとさせていただきます。
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