田瀬法律事務所の日記

2013年4月 5日 金曜日

恥さらし

今日の朝の情報番組で、後見人として管理している他人(被後見人)の財産約4000万円を横領したとして告発されている弁護士の独占インタビューを観ました。
その弁護士は東京弁護士会という日本最大の弁護士会の副会長を歴任したことのある70歳代後半のベテラン弁護士で、顔を出し、さらには実名を出してインタビューに答えていました。
そのことだけでも驚きですが、さらに驚いたのが横領の言い訳でした。
横領したとされる4000万円のうち明確に横領したと言えるのは約半分くらいで、それは自宅のリフォームの費用に充てたと弁明する一方で、残りは被害者のために使ったと弁明しましたが、その具体的な弁明は、小学生が聞いても呆れるくらい稚拙な弁明で、戯言にしか聞こえませんでした。
その戯言を聞いた情報番組の司会者は「この弁護士に後見人が必要なんじゃないかね」と言っておりましたが、まさにそのとおりだと思います。
インタビューは弁護士の自宅で行われていましたが、電気やガスなども料金未払いで止められているようで、室内は散らかり放題で部屋のあちこちに酒の缶やビン、コンビニの袋等が散乱しており、どう見ても侘びしい独居老人の住まいであるとの印象でした。
自宅の公共料金すら払えない状態からすると、事務所も閉鎖しているに違いなく、また家族にも見放されている様子です。
インタビューで自宅を売って被害者に返済をしたいようなことを言っておりましたが、自宅に抵当権などの担保が設定されていれば、被害者への返済はできなくなってしまいます。
当方はその弁護士が顔と実名をさらしてインタビューを受けたのは、おそらく僅かなインタビューの謝礼を期待してのことではなかったのかとも勘ぐってしまいます。
そうでなければ、いやしくも日本最大の弁護士会の副会長までも務めたた弁護士が、考えられないような恥さらしをしないと思います。
その弁護士が所属する東京弁護士会は刑事告訴の準備にも入っているようで、おそらく近いうちに警察に逮捕される事態になりそうです(弁護士資格もおそらく剥奪となるでしょう)。
同じ職業人として、非常に恥ずかしく思います。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL

2013年4月 3日 水曜日

破れ傘

今日は、早朝から午前中にかけて台風並の風雨が通勤ラッシュを直撃し、学校や勤務先に大変な思いで通学、通勤されたと思います。
夕方になって天候は回復し、今現在(午後5時過ぎ)薄日も射し始めました。
当方は、事務所近くの喫茶店でコーヒーを飲んでから出勤するのが朝の習わしにようになっており、今日もいつも行くカフェでコーヒーを飲みつつ外の景色を眺めていました。
そうすると、突然強く吹きつける風で傘が逆向きになって傘の骨が瞬間的に曲がったり折れたりするなどで、傘としての機能が全くなくなってしまい大変困った表情になる人を何人か見ました。
その人たちは、ほぼ全員、使い物にならなくなった傘(破れ傘)をその場に捨てて小走りに走って行きました。
その光景を見ていて、当方は以前見た新聞のコラムを思い出しました。
どのくらい前にその新聞のコラムを見たのかは記憶に定かではありませんが、10年くらい前だったような気がします。
それは次のような内容のコラムでした。

1 ある街で使い物にならなくなって放置された破れ傘が強風で飛ばされてミニバイクに乗っていた女性を直撃し、直撃を受けた女性はハンドルから手を離したため、ミニバイクごと転倒し、運悪くそこにトラックがぶつかって女性は亡くなった。
2 もし、破れ傘を持っていた人がその場に放置しなければ、風に煽られた破れ傘が女性を直撃しなかったはずで、そうであればトラックとの交通事故も起こりえなかったはずであり、亡くなった女性と加害者になってしまったトラックの運転者はまさに運が悪かったとしか言いようがない。
 しかし、破れ傘を放置した人が誰であるか見つけることは極めて困難であり、仮にわかった場合でも法的に責任を追及することは相当難しい。
3 強風で持っていた傘が破れ傘になることはよくあることで、もし、そのような場面に遭遇した場合であっても、破れ傘をその場に放置することは大変危険なことで、風に煽られた破れ傘が凶器となって、大きな事故を引き起こす危険性は高い。
 そうであれば、傘が一瞬で破れ傘になってしまった場合、少なくともその場に放置することはせず、更なる強風が吹いてもどこかに飛んでいかないような場所に捨てるようなマナーを持つべきではないだろうか。

当方は、このコラムに痛く感銘し、それから何回か破れ傘の経験をした場合はその場に放置せず、適当な捨て場所に捨てるようにしております。
もし、仮に、破れ傘を放置して、その傘が凶器となって、前述したような事故が起き、放置者に重い民事、刑事の責任が発生することを肯定する裁判例が多く出されるようになれば、難しい表現ですが、それは判例による事実上の立法化ということが言えるかもしれません。
破れ傘の放置は、それで事故が起きた場合には大変な責任が発生するということが社会の暗黙のルールになるには、個々の国民の常識に期待するより、裁判例の積み重ねによって黙示のルールを作ることも時には必要なのかもしれません。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL

2013年4月 2日 火曜日

震災ゴロ

既にいくつかのニュース、情報番組などで報道されていますが、震災で大きな被害を受けた岩手県の小さな町に、復興を支援したいと言って近付いてきたNPO法人が復興交付金を私的に流用し、結果的に震災被害にあった地方自治体とその住民を食い物にした疑惑が注目を集めております。
疑惑を持たれているNPO法人は北海道のNPO法人で、町から復興交付金約8億円近くを受け取ったものの、それを昨年の11月頃にはほぼ全て使い切り、復興交付金を財源としていたNPOの事業に関係していた町民の給与が支払えなくなり、多数の町民が解雇されるという事態になり、ここで疑惑が一気に表面化したようです。
そのNPO法人は、復興事業として水難救助ボートを購入して行方不明者の捜索をするなど、一応復興事業的なことはしていたようなのですが、全部で数十名いたNPOスタッフのうちの10数名の幹部には20万円近いイタリア製の高級スーツを制服として誂えたり、地方出張と称して意味無く地方に行って飲み食いに使ったりするなど、復興交付金を自分たちのために使いまくり、まるで震災地に遊びにきたかのような態度が住民の大いなる顰蹙を買っております。
人を外見で判断すべきでないことはよくわかりますが、インターネットなどに出ているNPO法人の代表者は、おそらく普通の社会人であれば多少話をしてみると、間違っても数億円という公金を預けられる人物ではないことがわかるはずであったと思います。
そのような胡散臭い人物に対し、町の幹部(執行部)が数億円を委託してしまったのは「NPO法人」というコトバに惑わされたからなのでしょう。
NPO法人は、手続さえ問題なければ誰でも設立することができます。
現に反社勢力(組織暴力団関係者)が反社と見られることを避けるために、いかにもそれっぽいNPO法人を設立している例は非常に多いと言われております。
震災による精神的なダメージ、NPO法人というコトバの響きでおそらく小さな震災地の町の執行部スタッフは思考停止になってしまい、明らかに胡散臭い人物が代表をしているNPOに対して、それこそ白馬の王子様をそこに見たのだと思います。
そのNPO法人は、ほぼ資金が枯渇し、経済的には破綻状態となっているようで、使途不明金となっている数億円は、結局町の財源から国に返すことになり、町民は震災による被害と悪徳NPO法人による経済的被害のダブルパンチを浴びた形になってしまったようです。
今後は、町が告発人となって、NPO法人の代表を中心とする幹部スタッフに対する刑事責任の追及(業務上横領罪)をするそうですが、未曾有の震災を食い物にする悪徳NPO法人は絶対に許せないと思います。
警察、検察は一刻も早く彼らの摘発を急ぐべきだと思います。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士) | 記事URL

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