田瀬法律事務所の日記

2014年5月14日 水曜日

企業再建における弁護士需要と供給のミスマッチ

先日、親しくお付き合いしているベンチャー企業の社長から緊急の相談がありました。
それは次のような内容です。
その社長が懇意にしている女性社長の会社が資金繰りに困った挙句、悪徳コンサルに騙されてしまったとのことです。
悪徳コンサルは、いかにもスポンサーを探すように振る舞って、女性社長から金を引っ張り、最終的には見捨てました。
そこで、何とか救う方策がないものだろうかという相談が当方のもとに入ったのでした。
当方とベンチャー企業の社長は、双方が親しくしている良質のコンサルタントに財務的な診断を依頼し、当方も法的な問題が発生した場合は、いつでも出られるよう準備することになりました。
幸い、良質のコンサルタントの診断で、最後のタネ銭とも言うべき良質の債権があったので、それを有効活用することで最悪の事態は免れることができたとのことで、当面、当方が前面に出る場面は遠のいたようです(今後は法的問題が発生した場合の側面支援がメインになると思います)。
その女性社長は大変ガッツがあって有能な方で、攻めにはめっぽう強いものの、会社が傾きだした場合のノウハウ、つまり守りの場面では脆い方でした。
今回は、女性社長が当方と親しいベンチャー企業の社長に相談し、そこから会社再建の道が開けましたが、おそらく中小、零細の企業経営者で、その女性社長と同じような状況にいる方は山のようにいると思います。
しかし、弁護士、良質なコンサルタントへのアクセスがなく、会社を倒産させ、最悪自ら命を絶つか、判断力を無くした状態で悪徳コンサルに付け込まれて餌食となってしまうケースが、残念ながら圧倒的に多いと思います。
企業経営者から会社再建の相談を受けた場合、弁護士が単独でできることは限られており、弁護士と良質な経営コンサルタント、税理士などがチームを組んで事に当たることができれば、かなりの数の中小、零細企業を救うことができると思います。
弁護士が依頼を受ける案件の代表的なものとしては離婚を含む男女問題、金銭トラブル、交通事故、不動産トラブルなどが挙げられ、これらの問題については、事案が非常に入り組んでいて弁護士が一人では対応できないような例外的な場合を除いて、基本的に弁護士が一人で対応できます。
しかし中小、零細企業の再建は、弁護士単独ではなかなか難しく、良質な経営コンサルタントの存在が不可欠です。
当方も従前からそのようなチームを作って少しでも困っている中小、零細企業のお役に立てればと思っております。
なぜなら、日本の経済基盤を支えるのは大企業ではなく、膨大な数の中小、零細企業であるからです。
アベノミクスの恩典が中小、零細企業に及んで初めて日本の景気が安定的に回復したと言ってよいと思います。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士)

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