田瀬法律事務所の日記

2014年5月28日 水曜日

いやな予感

今日本人が一番嫌いな国は、北朝鮮を除くと、中国と韓国であることは間違いないと思います。
中国、韓国ともにかつての日本の植民地であり、その辺の被害者感情が根底にあるため、なかなか良い関係を築けずにいるのは残念です。
かつて(当方が中学、高校のころですが)日中国交が正常化されて中国からパンダが日中友好を象徴するものとして送られてくるなど、空前の中国友好ブームとなっていたことが記憶にあります。
その後、中国が経済体制の一部に資本主義を取り入れるようになった頃から、日本人の中国人に対するイメージは徐々に悪くなってきました。
その典型例がディズニーランドを模した遊園地や食中毒物質が混入された食品の輸入です。
韓国は音楽や映画等の韓流ブームでこれまでのわだかまりが薄れたような時期があったのですが、韓流ブームも今は昔と言った感じで、結局日本人の嫌いな国の2トップの座は揺るがないようです。
そして、この2トップの国に近いうちに肩を並べると思える国があります。
もうすぐサッカーのワールドカップが開催されるサッカー王国のブラジルです。
最近大阪の女性准看護師が東京都下のレンタルのトランクルームで死体で発見され、その事件に日系ブラジル人の女性が関与したかのような報道がなされており、その女性が逃亡した中国国内で身柄を拘束されたという一報が昨日入ってきました。
あまり目立ちませんが、大きな自動車などの工場がある都市では、工場で働く大変な数のブラジル人家族が生活しており、ブラジル人が加害者となった刑事事件も確実に年々増加しております。
日本人はブラジル人に対し嫌悪感をそう感じない理由は、ブラジルが大変な親日国ということと、かの国の陽気な国民性にあります。
しかし、前j述した女性の殺人事件で確実にブラジル人のイメージが悪くなっており、さらにワールドカップでそのイメージが悪くなる懸念があります。
それはブラジルが世界で最も治安の悪い国だということです。
数年前、ブラジルのスラムに生活する少年達の日常生活を描いた「シティオブゴッド」という映画を観ましたが、その映画では10代前半の少年がギャング団に入って、大人顔負けの抗争に明け暮れる日常が描かれており、大変なショックを受けた記憶があります。
もし、ブラジルにワールドカップを観戦に行った日本人が、ブラジル人のギャングなどに襲われ、強盗な殺人などの被害に遭った場合は、おそらくブラジルに対するイメージが一気に悪化して、それこそ中国や韓国に対するそれと似たものになるかもしれません。
そうならないよう、祈るばかりです。

投稿者 田瀬英敏法律事務所(恵比寿の弁護士)

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